七首         北村虻曳


箔開き溢るる光に手を染めてポテトチップス畏み掴む


押し寄せる高圧線をかいくぐり影踏む遊び草野の果てへ


海原のおもき霞みを漏れいづる彼方の邦のとよめく声よ


人類の記憶の底に錆付いた赤き灯のもと車列が過ぎる                        過ぎる=よぎる


靡くことまた一つの暴戻か河原に架かれる襤褸の数多


脱糞の罪、その損壊の罪、遺棄の罪、香を参らせ崇拝する罪


人影の消えてひさしき黄昏の都市が浮かべる鐵の薔薇              鐵=くろがね

  (初出: 最初より六首はSORA vol.1、最後一首は関西文学第四七号に掲載)


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